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Teslaのロボタクシーイベントが示す未来:10月のカタリストとQ3決算に注目

TSLA

10月の注目ポイント:TeslaのロボタクシーイベントとQ3決算に注目

Teslaといえばイーロンマスクで有名ですが、電気自動車(EV)、ロボティクス、AIなど、さまざまな分野で革新を続けている企業として注目を集めていますよね。

 

今月は特に大きなカタリストが控えており、10月10日に予定されている「ロボタクシーイベント」とその約1週間後の「第3四半期決算発表」がその目玉です。

 

特に、ロボタクシーイベントはTeslaの今後のビジネスに大きな転機をもたらすかもしれない重要な出来事なんです。

 

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株価情報

TESLA

銘柄:TSLA

株価:250.08ドル

年初来:0.64%

羊の評価:5段階中 3  

出典:Yahoo Finance: Tesla (TSLA)

TSLAの決算書:Tesla Quarterly Earnings Conference Call Webcasts

 

ロボタクシー市場の可能性:Teslaが見据える新たな収益機会

そもそも、ロボタクシーとはTeslaが自社開発したフルセルフドライビング(FSD)技術を活用して、完全自動運転によってタクシーサービスを提供するというものです。

 

知らない方もいるかもしれませんが、このFSD技術の開発は、Teslaの自動運転技術の中核を担うもので、今回のイベントではその最新進捗や市場投入に関する情報が公開されると見られています。

 

これは年平均約33%もの高成長率を示しており、同じく電気自動車市場の成長率23%と比較しても、自動運転車市場はより高いポテンシャルを秘めていることがわかります。

 

自動運転車の市場規模は、現在の1583億ドルから、2033年には2兆7500億ドルへと急成長が見込まれています。

 

 

またPrecedence Researchの記事によると、

 

世界のロボタクシー市場規模は、2024年に約27億7,000万米ドルに達し、2034年までに約1,889億1,000万米ドルに達すると予想されており、2024年から2034年の予測期間にわたって60.03%のCAGRで成長します。

 

輸送の安全性に対するニーズの高まりは、ロボタクシー市場の成長に最も大きく貢献している要因の1つです。

これにより、公共交通機関部門の改善に大きな注目が集まっています。

 

と書いてあります。

詳細のデータも貼り付けておきますので参考にしてください。

robotaxi_data

出典 Precedence ResearchPrecedence: Research: Autonomous Vehicle Market Size

 

 

つまり、Teslaにとってロボタクシーは、EV市場に続く新たな成長エンジンとして期待できる領域なんですよね。

Teslaの競合優位性:EV市場からAV市場へのシフト

Teslaはこれまで電気自動車(EV)の生産・販売で大きく成長してきましたが、その成長にはいくつかの変化が見られるようになっています。

 

例えば、EV市場全体の成長が最近やや鈍化しているほか、中国などでの競争が激化しています。

 

そのため、Teslaの収益にも影響が出る可能性があります。

しかし、それでもTeslaは引き続き高い粗利益率を維持しているのがポイントです。

 

2024年第2四半期の粗利益率は約18%で、主要な競合企業と比べても非常に高い数値を記録しています。

 

特に中国のBYD(比亜迪股份有限公司)が同程度の粗利益率を持っており、TeslaとBYDはEV市場で非常に強力な競合関係にあるといえます。

 

 

Teslaの強みは、単に高い利益率だけでなく、ブランド力や製品開発力にあります。

特にロボタクシーのFSD技術は、これまでのEV市場で培ったソフトウェア開発力やデータ収集能力を最大限に活かしており、他社にはない優位性を持っています。

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ロボタクシーイベントでの発表内容と投資家の視点

ロボタクシーイベントでの詳細な発表内容は、Teslaの株価や投資家の視点を大きく変える可能性があります。

 

例えば、Teslaがロボタクシーの市場投入スケジュールやFSD技術の最新情報を発表すれば、新たな成長ストーリーが投資家の注目を集めることになると思います。

 

特に、EV市場での成長鈍化や競争激化を懸念している投資家にとって、自動運転技術の可能性は大きな期待の材料となりますよね。

 

また、今回のイベントはTeslaのEPS(1株当たり利益)見通しにも影響を与える可能性があります。

 

現在、アナリストたちは第3四半期のEPSについてやや弱気で、過去90日間で5回の上方修正に対し、14回の下方修正が行われているんですね。

 

しかし、ロボタクシーイベントが成功し、具体的な市場投入スケジュールや収益見通しが示されれば、今後のEPS見通しが一気に上昇する可能性があると思います。

Teslaの評価とリスク:過大評価と新たなビジネス展開への期待

Teslaの株価は2024年第3四半期だけで32%上昇しましたが、ここ数年で見ると大きなリターンは得られていません。

 

現時点でのTeslaの株価売上高倍率(PSR)は7.2倍で、過去5年間の平均である7.7倍よりも低めの評価となっています。

 

Teslaは高収益性と市場シェアを持っていますが、その分株価に高い評価がついているため、今後のビジネス展開には慎重な見極めが必要です。

 

また、リスクも無視できません。まず、EVの販売台数が予想より伸び悩んだり、新規参入企業が競争を激化させたりすると、Teslaの収益性が低下する可能性があります。

 

また、自動運転技術の開発が予定よりも遅れた場合、その分だけ成長機会を逃すリスクがあります。

Teslaのポテンシャルとリスクバランス

Teslaは引き続き高い成長ポテンシャルを持つ企業であり、特にロボタクシー事業が軌道に乗れば、長期的な収益機会が広がると思います。

 

EV市場の成長鈍化や競争激化といった短期的な課題がある一方で、自動運転技術という新たなビジネスチャンスが待っているのは確かなんですよね。

 

特に、10月10日のロボタクシーイベントは注目すべきポイントですし、FSD技術の進展や市場投入スケジュールが明らかになることで、Teslaの成長ストーリーが一段と明確になる可能性があります。

 

また、決算発表によってTeslaの収益や財務状況がより詳細にわかるため、これらの情報を総合的に考慮して投資判断をしてみてもいいかもしれませんね。

最後に

今月はTeslaにとって非常に重要な月であり、ロボタクシーイベントは自動運転技術の実用化に向けた大きな一歩となるかもしれません。

 

イベントの内容次第では、Teslaの株価に新たな追い風が吹き、特に第3四半期の決算発表と合わせて株価がさらに上昇する可能性もあるでしょうね。

 

今後もTeslaのビジネス展開から目が離せませんね。

 

羊は未来の可能性とイーロンを信じ、ゴリラ握力で握りっぱなしのまま寝落ちしたいと思います。

 

 

追記

羊はペイパルマフィアが好きなので、イーロンやピーターの銘柄は購入してます。

テスラもそうですし、パランティアやペイパルなど(笑)

テスラはボラリティが高く駄々っ子なのですが、それも含めて好きです。

 

今回はロボタクシーのイベントと、その後の決算で株価の動向が分かると思います。

羊の評価が3の理由は、ボラリティの高さもありますが、実際株価は割高ではあるんですよね。

 

なので、もう少し安くなったら買い増ししたいですが、イベントと決算で判断したいと思います。

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注意事項

当ブログの記事内容は情報提供を目的としており、特定の投資行動を推奨、投資の助言を行うものではありません。

投資判断はあくまでご自身の責任で行ってください。

各銘柄のリスクや将来の見通しについては、必ずご自身で確認し、慎重に検討をお願いします。マーケットの動向は変動しやすいため、最新の情報を基に判断することが大切です。